9月9日の『救急の日』を前に
8日、智頭消防署で救命講習会に参加してきました。
智頭急行は各課から6名の参加でした。
今年は東日本大震災や大雨洪水などの災害が相次いでおり
皆さんも救命などについて関心が高くなりつつあるんじゃないでしょうか?
大規模災害を問わずに
日常生活の身の回りで万が一の事故や病気が発生することもあります。
そうなった場合、すぐに救急車を呼ぶことはもちろんですが
到着するまでの僅かな時間が生死を分ける1分1秒であり
救命救急の術を会得することがいかに重要かというのが分かります。
まず、簡単な説明を受けた後に手本を見せていただきました。
救命処置の流れをおおまかに言うと、
①「大丈夫ですか?」などと声をかけ、反応を確認する。
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(※反応がない場合)
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②助けを呼び、119通報とAEDの手配をします。
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②助けを呼び、119通報とAEDの手配をします。
ポイントとして、119番通報を頼んだ人に通報したら戻ってくるように伝えておくことが大事です。
これは本当に通報したのかの確認と救命処置を手伝ってもらうためのものです。
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③気道の確保と④呼吸の確認。
ポイントとして④呼吸の確認は、
・胸や腹部の上がり下がりを見て
・息の音を聞いて
・頬で息を感じて
の「見て、聞いて、感じて」の3つで確認します。
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(※正常な呼吸がなければ)
(※正常な呼吸がなければ)
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⑤人工呼吸
⑤人工呼吸
気道を確保したまま傷病者の鼻をつまみ、息を約1秒かけて吹き込みます。
息を吹き込んだ際に、傷病者の胸が持ち上がるのかを確認するのがポイントです。
これを2回行います。
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(※2回の人口呼吸が終わったら、あるいは省略することにしたら)
(※2回の人口呼吸が終わったら、あるいは省略することにしたら)
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⑥胸骨圧迫(心臓マッサージ)
⑥胸骨圧迫(心臓マッサージ)
ポイントとして、上の写真を見て分かるように
肘をまっすぐに伸ばして手のつけね部分で、傷病者の胸が4~5cm沈むぐらい強く
1分間に100回の早いテンポで30回連続して圧迫します。
肘をまっすぐに伸ばして手のつけね部分で、傷病者の胸が4~5cm沈むぐらい強く
1分間に100回の早いテンポで30回連続して圧迫します。
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⑦心肺蘇生法の実施(胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせを継続)
胸骨圧迫を30回連続して行った後に人工呼吸を2回。
胸骨圧迫を30回連続して行った後に人工呼吸を2回。
この胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせを、救急隊に引き継ぐまで絶え間なく続けます。
もし、救助者が2人以上いる場合は上の写真のように2人で分担して行うこともできます。
という感じで、一通りレクチャーが終わってから実技に移りました。
見るのとやるのとは大違いで少し戸惑っている感はありましたが、
ちずきゅう社員全員、真剣に取り組みました!
AEDの使用手順も教えていただきましたが、特別難しい操作などはありませんでした。
音声案内に従ってやれば誰でも使えるかと思います。
しかし、緊急時は誰でも慌ててしまいます。
そのための講習なのだと改めて感じました。
「早い通報」と「適切で速やかな救命処置」が重要で、
誰もが救命に関する知識と技術を共有することが何より必要なのです。
僕自身そういった緊急の場面に遭遇したら関わりたくないなぁと思ってしまいがちでしたが、
講習を受けたことで自分にもできるという自信を持てた気もします。
救命講習会は全国の消防署で行われていますので、
皆さんもそういう場面に遭遇した時に備えて受講されてみてはいかがでしょうか?
詳しくはお近くの消防署に問い合わせてみて下さい。
智頭急行には現在のところ、駅・車内にAEDの設置はございません。
智頭線沿線ではJR上郡駅のみ設置されています。
駅や車内で万が一、緊急の場面に遭遇された場合は
ただちに駅係員や乗務員にご連絡くださいますようお願い致します。
あなたにも救える命があります。
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