2011年7月7日木曜日

因幡の国を満喫しよう~鳥取城跡編その②~

前回
ループ麒麟獅子バスに乗って
鳥取駅から鳥取城跡(停留所)へとやってきたわたし達は
「鳥取城跡・無料ガイド案内」に参加しました。
詳しくはこちら→「戦国絵巻をゆく、鳥取歴史コース


集合時間は13:00
鳥取城跡(停留所)下車した目の前が集合場所です。

結局この日のツアー参加者は
わたしとえいちゃんの1組のみ
マンツーマンで案内していただけるなんて
なんてぜいたく
そしてラッキー(笑)

ガイドさんに連れられ
鳥取城跡へと出発しました。

こちらは西坂下御門
家来専用出入り口だった所だそうです。

明治6年、明治新政府によって
日本のお城の多くがもはや不要であるとして
破却命令が出された「廃城令」時点で
建て直して数年しか経過していなかった事から
解体するのはもったいないという事で
この門だけが残ったとか

その後、昭和27年に鳥取大火が起こり
門は全焼してしまいましたが
焼失をまぬがれた金具部分などを使い復元

現在の復元城門の姿になったそうです。


鳥取城は石垣が特徴的な事でも有名
写真↑↑下段の石垣、草が茂っているのですが

実は緑におおわれている部分が
当時そのままの石垣

草におおわれていない上段部分は
昭和18年の鳥取大地震により崩れてしまたことから
当時の資料などを参考に復元されたそうです。

ガイドさんの話に耳をかたむけながら
三階櫓(やぐら)跡へ向かいます。
細い小さな階段の先には・・・

鳥取市内の街並みが一望☆
写真左下、白亜の洋館は

国指定重要文化財「仁風閣」です。

設計したのは
赤坂離宮、京都国立博物館など
数多くの有名建築を設計した
片山熊工学博士

今回参加した鳥取歴史コースは
入館料は有料ですが
「仁風閣」見学もコースに含まれています。

鳥取歴史コース特典として一般150円の入場料が
120円に割引していただけますよ

「仁風閣」の入場は・・・
一般的な正面玄関からではなく
鳥取城跡に続く裏道から入りました。

何度も来ている「仁風閣」ですが
裏道から入るのは初めてで新鮮でした♪

「仁風閣」は、時の皇太子殿下(のちの大正天皇)が
山陰地方行啓の宿舎として使用した建物です。
この時、随行していた
海軍大将東郷平八郎が「仁風閣」と命名
東郷平八郎、直筆の書が現在も
2階ホールに掲げられています。
館内1階は
鳥取藩主、池田家の歴史をパネルで紹介するとともに
池田家ゆかりの品々などが展示されていました。

「仁風閣」では一部展示品を除いて館内の撮影はOKです
※撮影の際は係員の指示に従って下さい。

天気の良い日などは
館内のバルコニーや外の庭園で
結婚式の前撮りの撮影などもよくおこなわれているそうです


今でこそレトロな洋館といった風情の「仁風閣」ですが
当時は、鳥取県下で初めて電灯が灯されたりと
文明開化の到来を象徴する
世にも珍しい建物だったそうです。

人々の衝撃を想像すると
わたしが東京スカイツリーを見た時の衝撃と
通じるものがあるのかもしれません(笑)

ちなみに「仁風閣」は
鳥取池田家第14代当主、池田仲博侯爵が
ポケットマネーで建築したそうなのですが
建築費は当時のお金で4万4千円
市役所の年間予算が当時5万円だった事を考えると
想像をぜっするお金持ちだった事がわかります。

池田仲博侯爵のお父さんが
15代将軍徳川慶喜だと教えられた時は
更に衝撃でした(笑)

今回無料ガイドを利用して思った事なのですが
歴史的な建造物というのは
背景を知って見学すると
楽しさが全然違います。

約2時間の散策
日曜日限定ですが
鳥取市内へ遊びに来られた際には
ぜひご利用してみてください。

鳥取の旅の素敵な思い出になること間違いないですよ☆

★旅のおさらい★
(日曜日)
午前中 鳥取観光
12:00 ループ麒麟獅子バス 鳥取駅バスターミナル 発
12:08 ループ麒麟獅子バス 鳥取城跡 着
↓ 鳥取県立博物館内レストラン昼食(7月8日OPEN予定)
13:00 鳥取城跡バス停前 久松公園入り口 無料ガイドツアー
↓ 約2時間 戦国絵巻をゆく・鳥取の歴史コース
15:00 久松公園入り口 解散
15:46 ループ麒麟獅子バス 鳥取城跡 発
15:54 ループ麒麟獅子バス 鳥取駅 着

16:54 スーパーはくと12号 京都行 発
または
18:40 スーパーはくと14号 京都行 発

※平日の場合
麒麟ループバス【運休×】 → 100円循環バスくる梨 青コース
鳥取バスターミナル0番乗場

仁風閣/県立博物館(停留所)下車

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