今回、私たちが訪れたのは
兵庫県赤穂郡上郡町の
『赤松円心(えんしん)ゆかりの地』です
赤松円心って誰???
と思われる方がたくさんいるでしょう
正直、私もあまり知りません(笑)
ということで、ここで歴史のお勉強~♪♪
赤松円心は、本名を赤松則村(のりむら)と言い
鎌倉時代から南北朝時代に活躍した武将 (≧∇≦)b
どのような活躍をしたかというと…
後醍醐天皇側につき、六波羅探題を襲撃して鎌倉幕府を倒幕
その後、後醍醐天皇と足利尊氏との戦いのときには尊氏側に付き
戦いで敗れた尊氏が逃げる際に追ってきた楠正成や新田義貞らの兵を
上郡町にある白旗城で50日間も足止め
など、歴史の教科書に載っている出来事に関わっているんです☆
もう一つ重要なことは…
なぜ「円心」と「則村」という2つの名前を持っているのかということ
それは、仏門に入ったから(≧∇≦)b
円心というのは法名なんですけど
則村よりも円心という名前の方が有名みたいです
赤松円心がどのような人物だったのか大まかに説明しましたが
わかりましたか???
それでは、円心ゆかりの地巡りに行ってきま~す。。。。。。((( ^ ∀^)
円心ゆかりの地の出発地点は「河野原円心駅」
駅名には「円心」と付けられていたり
円心のキャラクター(えんしんくん)があったりと
この町でとても有名なんだなと思いますね
(河野原はここの地名)
円心ゆかりの地で私たちが最初に向かったのは
河野原円心駅から徒歩3分のところにある
「宝林寺(円心館)」です
宝林寺にある円心館には
円心と円心の三男則祐(のりすけ)
法雲寺を開山したとされる雪村友梅(せっそんゆうばい)の
木坐像が展示されています
これらは「赤松三尊像」と呼ばれ兵庫県の指定文化財なんです
写真で見るよりもかなり大きい(゜ロ゜)
則祐
宝林寺を建立した人物
宝林寺は伽藍(がらん)と呼ばれる大きなお寺で
五重塔があったり、僧侶が100人もいたそうですよ!!
当時のお寺は火災で無くなってしまったので
五重塔はありませんが…(;_;)
円心
僧侶姿に刀…とても不思議な姿ですが
これは、「武士である前に人間なんだ」ということを表しています
武将として戦うなんて、気の荒い人なんだと思いきや
戦いで亡くなった武士たちを大切に供養する
心のやさしい人だったそうです(^-^)
雪村友梅(左)千種姫(右)
友梅は則祐と宝林寺を建立したり
円心が建立した寺の僧侶となった人物
そして、友梅の隣にあるちっちゃい像は
千種姫(ちくさひめ)という則祐の娘の像
千種姫はとても美人だと言われていたそうです
像を見る感じでは切れ長の目でぽっちゃり系(*^^*)
仏門に入ってからも男性から声を掛けられていたということなので
やっぱり、相当な美人だったんでしょうね★
円心館は常に開いているわけではなく
ここを管理されている松雲寺へ事前に連絡すると
中を見ることができます
外からでも中の様子を覗くことができるようにしてあるそうです
ここには坐像以外にも、建立された当時の宝林寺の模型や
鎧なども展示されていて面白かった~☆★
次の円心ゆかりの地は、円心館から歩いて約10分のところにある
「松雲寺、五社八幡神社、赤松円心の館跡」です
松雲寺は円心の次男が建立したお寺
ここには町指定文化財のカヤがあるんです
樹齢700年で、高さ約24.8メートル、根廻りの直径は約8.3メートル
という大きな木
カヤの木の寿命は長いようなので
これからも成長し続けるんでしょうね(*^^*)
松雲寺を出てすぐ隣にある五社八幡神社へ
ここは、白旗山のふもとにあった白旗神社など
五つの神社を集めた場所
たくさんの絵馬が飾られています
これらの絵馬には、いろんな思いを込められていて
武士の絵が描かれているものならば
「健康で男らしく、バリバリ働けるように」といった意味
絵馬の数から、とても信仰のあつい神社だったことがわかるそうです
絵馬を見ながらどんな思いが込められているのか
考えてみるというのも面白いかもしれませんね♪
そして、少し歩いて「赤松円心の館跡」へ。。。。。。((( ^ ∀^)
この広場と隣にある幼稚園の敷地が館跡
堀や土塁の一部が残っているそうですが
広すぎて、どこら辺に残っているのかまったくわかりません
隅の方には車が止めてあったりして
円心ゆかりの地が駐車場に…(;_;)
歴史のある場所じゃないの??
そんなことを思いながら
円心館跡から約30分歩いたところにある法雲寺へ。。。。。。((( ^ ∀^)
千種川の横を歩きます
「千種川と千種姫、どちらも千種という名前…何か関係があるのかな」
と思った方は鋭い!!!
千種姫は産湯に千種川の水を使ったことから
名前が付けられたと言われているんです(≧∇≦)b
この川も赤松家にゆかりがあるんですね
苔縄へ向かう途中、車両通行止めの道がありましたが
自転車や歩行者は入れるのでその道をあるきます
(9月29日現在)
法雲寺に到着~☆
法雲寺は、円心が「寺を建てよう!!そして、このお寺は友梅に任せたぞ!!」
という感じで建立されたお寺
ここには赤松円心が創建したときに自ら植えたとされる
県の天然記念物に指定されたビャクシンがあるはずなんですが…
ここに生えている木で一番大きいのはこの木だけど
あきらかにイチョウの木( ̄~ ̄;)
どこにあるの??とあたりをウロウロ
すると「あっ、ここじゃない??」と、としくんの声
囲われていたから入れないと思っていたら
こんな所に入口が!!
実は、法雲寺に入ってまっすぐ行ったところにその入口はあったのですが
全然気がつかなかった(笑)
イチョウの木も大きかったですが
さらに大きい~(≧ロ≦)
樹齢は700~800年、高さ33.5メートル、根廻りは直径14.3メートル
松雲寺のカヤの木と樹齢はほとんど変わりませんが
高さや根廻りが全然違います!!
700年以上もずっと同じ場所で育っているって考えると
何だか感動しますね
でも、幹はグニャグニャ曲がっていて
すこし異様な感じ(;^_^ A
ここで、円心ゆかりの地巡りは終わり…
円心ゆかりの地を巡ってみて
赤松円心は全国的に有名というわけではないけど
歴史の教科書に登場する人物たちを影で支えるなど
重要な人物だったということ
そして、円心がいなかったら歴史は変わっていたかもしれない
と思いながら、苔縄駅から上郡駅の間にも史跡があるので
それを見ながら上郡駅へ。。。。。。((( ^ ∀^)
それはまた次回紹介します♪♪
より大きな地図で 円心ゆかりの地 を表示
♪お勧めプラン♪
京都・大阪方面
スーパーはくと1号に乗って上郡駅へ 9:01着
→ 上郡駅 9:21発の智頭線普通列車に乗って河野原円心駅へ 9:35着
→ 赤松円心ゆかりの地を歩く
宝林寺(円心館)、松雲寺など…
→ お昼ごはんに「円心モロどん」を食べる
→ 楽房円心に寄り道
→ 上郡駅 14:01発のスーパーはくと8号に乗って帰る
または、上郡駅 16:01発のスーパーはくと10号に乗って帰る
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